SepArea.exe  仕様、詳細

 

 

内部の仕様
  対応要素  現段階では、G01 の直線補完にのみ、対応しています。 3D形状パスの編集を目的としているため、G02・G03 への拡張は可能ですが、工具径補正、工具長補正などは、想定されていません。

  切削送り速度
Zアプローチ速度
 切削送り速度は、オリジナルファイルに設定されている値が読み込まれ、その値で出力されます。 ポリゴン境界での Z アプローチ速度については、現状、切削送り速度の 1/4 の値が自動設定されます。

  内部処理の手順  まず、NC データ内の切削領域(G01,G02,G03) で、ポリゴンの内部に相当する部分を抜き出し、この部分だけのファイルと、オリジナルデータから切り取ったファイルを作成。 
 次に、これらのファイルの不連続(境界上の点)な部分を、Z 退避 → 早送り Z 退避 → 早送り XY 移動 → 早送り Z アプローチ → Z アプローチ、で接続編集を行う。 このとき、開始・終了ポストが指定されていれば、先頭および末尾に付加する。

  出力ファイル  オリジナルNCファイルと同一のフォルダに、閉ポリゴン内側には、_inside、外側には、_outside を、オリジナルNCファイル名に付加した名前で出力します。

 

 

ポリゴン ファイル フォーマット
 右図の例は、(100.,100) - (200.,200.) および (-100.,100.) - (-200.,-200) の 2箇所の矩形を定義したポリゴンファイルです。
 "Polygon Count", "Begin Polygon", "End Polygon" は、キーワードになります。 正確に記入してください。 誤記入した場合、「不正なポリゴンファイル」 であるとして、処理が実行できません。

Polygon Count  閉ポリゴンの数を定義します。 
Begin Polygon  閉ポリゴンデータの開始を宣言します。
End Polygon  閉ポリゴンの終了を宣言します。
頂点座標  「カンマ」 をデリミタとして、X,Y,Z で指定します。 ただし、Z は参照されないので、省略可能ですが、デリミタは必ず必要です。

 

 

 

開始・終了ポスト
 オリジナルの NC ファイルに、"(SPOST END)"  "(EPOST START)"  のキーワードを挿入することで、分割された、ポリゴン内側 ファイルに 開始ポスト、終了ポスト をコピーすることが出来ます。
 メイン画面の、"Show NC File" ボタンで開き、編集することを想定しています。 下図の例に倣って編集してください。 また、誤記入した場合、NCファイルの単なるコメント行として処理されますので、ご注意ください。

 

 

 

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