SepArea.exe

 形状加工パスのみが支給され、CAM にかけられるような 3Dモデル が無い場合で、ある特定の場所だけを加工したい様なとき、どうしてますか? 

 パスをトリムしたいと思っても、CAM の多くは独自の中間データで処理されるため、その形式でないとパスを編集できません。 NC データにしてしまったものを編集する手段は、かなり限られてしまいます。 例えば、「この入れ駒の部分だけのパスを出してくれ」 なんて言われても、数MB にも及ぶようなデータから、その部分だけを手作業で拾うなんて・・・

 そんな背景で作成したのが、「SepArea.exe」 です。 テキストエディターで、所定のフォーマットの 閉ポリゴンデータ を作成し、実行するだけで、内側と外側に分割できます。
 ただし、分割点でのアプローチは 「全てZ進入」、設定は慎重に・・・。


SepArea.exe ダウンロード (SPAR_100.exe : 279KB)

使用方法
基本的な画面は、つぎの2つです。メイン画面と、ファイル選択ダイアログになります。
あとは、INI ファイル内の 「TextEditor] の項目で指定されたテキストエディターが、使用されます。
TextEditor のデフォルトは notepad.exe に設定されています。



  NC DATA ボタン  このボタンを押すと、NC ファイル選択のダイアログが起動します。 ここで選択されたファイルは、テキストボックスに反映されます。
 ファイルの種類の拡張子は、INI ファイル内で2種類を設定できます。 デフォルトの設定に倣って、編集してください。

  AREA POLYGON ボタン  このボタンを押すと、POLYGON ファイル選択のダイアログが起動します。 ここで選択されたファイルは、テキストボックスに反映されます。
 ファイルの種類の拡張子は、INI ファイル内で2種類を設定できます。 デフォルトの設定に倣って、編集してください。

  HOME POSITION  ポリゴンの内側パスに適用する(予定)の、ホームポジションです。 が、現状は参照されていません。 (汗);

  MOVE HEIGHT  領域外を削除したあと、その間を補完するために、次の領域内の点まで移動する時の高さ(Z の値)を指定します。

  Approach Dist  領域の境界で、早送りから切り込み速度に変更する、形状切削高さからの相対距離を指定します。 加工形状、工具形状によっては、かなりの高さになる場合がありますので、十分な距離を確保するようにしてください。

  Message  アプリケーションからのメッセージが表示されます。

  Run ボタン  設定に従がって、処理が行われます。 内部の仕様の詳細については こちら を参照してください。

  Show Polygon File ボタン  INI ファイル内の 「TextEditor] の項目で指定されたテキストエディターによって、AREA Polygon テキストボックスに表示された ファイル が開かれます。 この時点で編集することも可能です。 
 ポリゴン データ ファイルのフォーマットについては こちら を参照してください。

  Show NC File ボタン  INI ファイル内の 「TextEditor] の項目で指定されたテキストエディターによって、AREA Polygon テキストボックスに表示された ファイル が開かれます。 この時点で編集することも可能です。 
 キーワードを挿入することで、開始、終了ポストを指定することが出来ます。 詳細は こちら を参照してください。

 

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